オープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Fallに行って来た

今回の目当てはMySQLのストレージエンジンであるFalconとSeasar2系の話を聞くこと。
Seasar2系の話は過去にも何度も聞きに行ってるのですが、どうも表面の機能にばっかに目が行ってしまっていて、どうしてSeasar2が生まれたのかとかそういうところを自分で消化出来てない気がしてるので (´・ω・`)
ちなみに今回はどのセミナーも一番最前列ゲットしてLet's Note開きつつマインドマップでメモしてました ( ´¬`)

MySQLの新ストレージエンジンFalconの技術解説

基本的には MySQL Conference 2007 で発表された「新ストレージエンジン Falcon のアーキテクチャ詳細技術解説」と同じ内容との事。
発表に使われた資料は

このページの J14 の物のマイナーバージョンアップ版といった感じでした。
ぱっと見た感じ、Falconの作者である Jim Starkey さんの話が補足されたなーという感じです。

以下セミナの内容で特に気になった所

  • Jim StarkeyさんはBLOBやMGAの発明者、DBじゃなくてContentStoreだ!とおっしゃってるらしい
  • FalconはInnoDBをほぼ全ての点で上回る事を目指している
  • クラスタ索引を採用してない
  • 行ベースのレプリケーション(Binaly Logging)のみをサポート
  • 外部キーは今の所サポートしてない
  • AUTO_INCREMENT の動作は MyISAM と同じ動きをする(DBMSRebootしても初期化されない)
  • 全てのデータが可変長として扱われる
  • TEXT/BLOB型とそれ以外の型は別メモリ空間で管理を行う
  • SELECT FOR UPDATE はサポートしている


如何せんInnoDBも概要を把握してるだけのあまちゃんなので、きっと色々と僕が見えてない美味しい所がある気がします。
外部キーが必須じゃなければ結構ありだなぁ!というのが今の所の感想です。
早く安定版でないかな ( ´¬`)

Seasar2によるスーパーアジャイルなWeb開発

最近Javaって酷い事言われてない気がしない? という感じ所からひがさんのトークがスタート。
今回の僕の最大の目的は ライブコーディングの早さ ではなく、Seasar2のHotDeployとかが世に生まれた経緯を掴む事なのであるいみ前半が勝負です (`・ω・´)
というわけで自分なりにまとめると(まとまって無いですが orz)以下の通り。

  • そもそも言語の文法から来るコードの 短さ ってそこまで意味があるのか?
  • 実はIDEが程よく成熟してればちょっと冗長だったり長くてもこまらなくね?
  • じっくり考えてみれば、仕事の中でソース書いてる時間て実はあまり多くないんじゃ。
  • とかとか考えると、Javaが重いとか言われる理由って文法とかそういう所じゃない別の所にあるんじゃないの?
  • んじゃスクリプト言語にあってJavaに無い物って何か、それはさくっと作ってさくっと試せる環境。
  • たとえば、ささっとソースを書いてブラウザをリロードしたら直ぐに反映されて欲しい。
  • 今までのJavaだと、ソース書いて、設定ファイル書いて、サーブレットコンテナ再起動して・・・とか動くのか否かをさくっと試せる環境とはほど遠い。
  • 集中してる時とかやる気満々の時に コンテナの再起動 とかで時間が中断しちゃうと、モチベーションというかやる気がそがれてしまう、なんてこった。
  • と言うことは、さくっと作ってさくっと試せる環境が出来ればJavaも重いとか言われなくなるんじゃ?


という流れからHotDeployが生まれたのかなと思いました。
そして ↑ という所をベースに考えるとDoltengに実装されてる機能群の存在意義もとても納得。

もやもやーとしてた所がスッキリしました!(これで認識違いしてたらあほちん丸出しなんですが orz

その他

そして行く前まではあんまり気にして無かったのですが、個人的に相当大きかったのがTritonnプロジェクトの存在をしった事ですね〜。
ブースで色々話を伺って個人的に大ヒットしました。
長くなってきたのでTritonnネタは別エントリで ( ´¬`)